この記事の内容
一本売りか、一切れずつ売るかを決める
カステラの企画では、最初に販売単位を決めておくと相談が進みます。一本を家庭で切り分ける商品、カット済みの箱入り、一切れずつの個包装では、同じ味でも包装と売り場が変わります。土産店で単品売りするのか、複数切れを箱に詰めてギフトにするのかまで伝えましょう。
カット幅を変えると、1切れの見た目と箱に入る数も変わります。内容量だけを決めて箱を先に発注せず、試作品の寸法と実際の入れ方を確かめてから資材を決める進め方が適しています。
| 考えている商品 | 比較する仕様 | 見積もりでそろえること |
|---|---|---|
| 一本・箱入り | カットの有無、サイズ | 商品本体と箱・掛け紙の範囲 |
| 一切れずつの個包装 | 切れ数、袋、脱酸素剤等の仕様 | 個包装数とセット数の区別 |
| 地域素材を使う商品 | 素材の状態、配合、風味 | 原料の調達者と試作の範囲 |
| しっとり感を強調する商品 | 生地・焼成・保存条件 | 販売と配送に必要な温度条件 |
公式にカステラOEMを案内する7社
以下は公式のOEM・製品案内から選んだ相談先です。カステラという商品名が同じでも、作風や受けられる変更の範囲は異なります。個包装、特殊な配合、包装だけの変更などを一括で対応可能と判断せず、希望仕様を示して相談してください。掲載順はランキングではありません。
杉谷本舗
カステラOEMで味、甘さ、食感、サイズの相談を案内し、茶や柑橘などを使った企画も紹介しています。素材で個性を出す商品の候補です。原料を入れる目的が香りなのか色なのかを伝え、配合量だけでなく焼き上がった状態でどの特徴が残るかを試作で確認しましょう。
太陽食品
OEM用のカステラとして丸型の半熟カステラを掲載し、チョコなどの味の展開を案内しています。一般的な長方形のカステラと別の商品像を検討する際の候補です。期待する食感と販売方法を示し、個別仕様での保存温度、日持ち、切り分け・包装の方法を確認してください。
紅葉堂
カステラなどの菓子についてOEMの相談を案内し、長崎カステラや季節感のある商品を紹介しています。売価や用途に合わせた商品づくりを検討する候補です。『高級感を出したい』だけでなく、卵の風味、甘さ、食べる場面、希望する包装を分けて伝えましょう。
アンシャンテ
カステラづくりとOEM商品の供給を案内しています。カステラの風味や生地の仕上がりを軸に相談したい企画の候補です。まず基準となる商品のサイズや食感を確認し、独自に変えたい部分を整理します。味、カット、包装のどこまで変更できるかは個別に確認しましょう。
たんばや製菓
個包装のカステラなどを紹介し、カステラやどら焼きを中心としたOEMの問い合わせを受け付けています。店頭で一切れずつ販売する企画や詰め合わせの候補です。持ち込みレシピがある場合も、使える原料や量産時の配合を相談し、希望する味と販売単位をそろえて伝えましょう。

和泉屋
オリジナルカステラのOEMで味、サイズ、包装を案内し、ロゴやメッセージを入れた木箱なども紹介しています。贈答品や記念品を具体化する際の候補です。箱で独自性を出すのか、中身も変えるのかを分け、名入れ原稿の締切と商品の製造日程を合わせて確認しましょう。
千鶏カステラ本舗
オリジナルカステラのOEMやプライベートブランドの相談を案内しています。自社ブランドの商品やイベントで配る商品を検討する際の候補です。使用日が決まっている企画では必要数量と受け取り日を先に示し、味、包装、個別の表示で変更できる範囲を確認すると相談を進めやすくなります。
地域素材を使うときは『何味か』を一段具体的にする
例えば柑橘を使いたい場合でも、果汁、皮、ペーストでは原料の姿が異なります。『地元の柑橘を使いたい』という希望に加えて、入手できる加工形態、産地を確認できる資料、継続して用意できる量を整理してください。支給できる原料と、工場が調達する原料を区別すると試作の準備が進みます。
素材の名を前面に出す企画では、その素材を何の目的で使うのかも決めます。香り、色、食感など評価の焦点を一つ定めると、試作を食べ比べた際に『おいしいけれど商品らしさが足りない』という曖昧な感想を、具体的な修正依頼に変えられます。
個包装では袋を開けたところまで試す
一切れ売りの商品は、袋に入った見た目だけでなく、開け方、手で持つ場所、敷き紙の扱いまで確認します。購入してすぐ食べる土産品と、自宅に持ち帰るギフトでは、求められる食べやすさも違います。試作段階で実際の包装に近い状態をつくり、想定する食べ方で試すと判断しやすくなります。
箱入り商品では、個包装を並べたときの高さや隙間も確認しましょう。切れ数を増やせば同じ外箱に入るとは限りません。中身と資材を別々に発注する場合は、寸法を誰が最終確認するかを決め、量産前に組み合わせた見本で合意しておきます。
発売日から逆算して相談する内容
土産や催事向けの商品は、売り始める日だけでなく、店舗への搬入日、撮影に必要な見本の受取日、包材データの入稿日を分けて整理します。イベントの直前に完成品が届く計画では、検品や店舗への分配の時間が足りなくなる可能性があります。製造以外の準備も日程に入れましょう。
賞味期限は他社の商品を参考に数字だけ決めず、自分の配合と包装で設定できる条件を確認します。製造日からの期間だけでなく、納品時に必要な残り期間を相談しておくと、店舗の受入条件や販売計画と照らし合わせやすくなります。
味違いを増やす前に、箱の組み方を決めておく
プレーンと地域素材入りを組み合わせたい場合は、味ごとに製造する量と、各セットへ入れる切れ数を整理します。『二種類を半分ずつつくる』という依頼と『二種類を同じ箱に詰めて納品する』という依頼は別です。箱詰めを自社で行うなら、そのための保管場所と作業時間も販売準備に含めましょう。
追加製造の条件も初回に聞いておくと、発売後の判断に使えます。生地の配合を維持して包装だけ変える場合と、味を追加する場合で、確認する項目は異なります。完成品が足りなくなったときに何を再注文できるのか、余った包材を使えるのかを整理し、商品ごとの仕様を残してください。
まずは中身、切り方、包装、セット作業の担当を一枚に書き、未定の箇所も明示して相談します。すべてを決めてから問い合わせる必要はありませんが、決まっていることと提案してほしいことを分けると回答を比べやすくなります。
掲載情報について
掲載内容には変更や誤りが含まれる場合があり、受託や製造条件を保証するものではありません。カステラの仕様ごとに条件は変わります。発注前に各社の最新の公式案内と回答をご確認ください。
出典・確認日
情報確認日:2026年10月10日。各社・各機関が公開している情報を参照しています。本文の企画例・比較軸は編集上の整理です。
掲載情報には誤りや更新の遅れが生じる場合があります。製造可否・価格・最低数量・納期・制度やサービス条件は、各公式窓口で最新情報をご確認ください。掲載は取引や成果の保証ではありません。個別の表示・契約等の判断は専門家・関係機関へご相談ください。
編集方針・免責 · 訂正の連絡