PROTEIN PLANNING NOTES / 07

プロテインのパッケージ、デザイン前に何を決める?

魅力を伝える面と、商品情報を正確に載せる準備を分けて進めます。

公開日:2026年10月3日|株式会社RESTPLACE

無地の袋、シェイカー、粉末と企画ノートを配したイラスト
AI生成によるイメージ。実在の商品・試作品の写真ではありません。

先に色を選ぶ前に、載せる情報を集める

パッケージの色や写真を決めたあとで、必要な商品情報が収まらないと分かると、配置を考え直すことになります。最初に作りたいのは完成デザインではなく、「何を、誰が確認し、どこに載せるか」を整理した依頼メモです。

この記事はデザイン準備の進め方をまとめたものです。食品表示の完成見本や、個別商品の適法性を判断する資料ではありません。表示原稿は、実際の配合・製造・販売条件に合わせて確認します。

情報を三つの束に分ける

一つ目は、商品名や味など、何の商品かを伝える情報。二つ目は、食品表示として確認すべき情報。三つ目は、調製方法など使い方を伝える情報です。どれも必要な役割があるため、二つ目を「余った裏面に小さく入れるもの」と扱わず、初期段階からスペースを確保します。

デザイン依頼前の情報整理
束用意するもの確認する担当・相手
商品を伝える情報名称候補、味の表現、ブランド、使う場面の説明。企画担当。誤解を生む表現がないかも確認。
表示原稿原材料・内容量・期限・保存方法・事業者情報・栄養成分などの確認用資料。メーカーと販売側の担当者。必要に応じ表示の専門家。
使い方の情報調製方法、開封方法、保存上の案内、問い合わせ先。メーカーの指示と実際の商品仕様に照らして確認。

食品表示は、今の公式資料から確認する

消費者庁の早わかり食品表示ガイドでは、加工食品について、名称、原材料名、内容量、期限、保存方法、事業者情報などの表示事項が案内されています。また、容器包装に入れられた一般用加工食品の栄養成分表示は原則として義務付けられています。適用条件や例外があるため、項目名だけを転記して完了とはできません。

確認の入口:消費者庁「食品表示のパンフレット」/消費者庁「事業者の方向け・栄養成分表示」(確認日:2026年10月2日)。

この記事では、具体的な表示数値、文字サイズ、強調表示の可否などを一律に指定しません。「高たんぱく」などの訴求表現を使いたい場合も、商品仕様と表示上の条件を確認してからデザインに確定反映します。見栄えのよい言葉を先に印刷へ回さないことが大切です。

未確定の数値を、確定原稿に見せない

デザイナーへ渡す原稿には、「確定」「確認中」「配置用の仮文字」を区別して付けます。仮の栄養成分値を本物らしく作るより、「栄養成分表示の原稿確認中」と明示した枠を置くほうが、誤って確定扱いされるのを防げます。

ファイルには版と日付を付け、どの原稿が最新かを一つに絞ります。メール本文、画像、表計算ファイルで数値が食い違う場合は、そのままデザイナーに選ばせず、確認者を決めてから差し替えます。

  1. 情報を集める
  2. 確定状況を付ける
  3. 実寸で配置を見る
  4. 確認後に印刷用を確定する

画面上の見た目だけで決めない

印刷用データを確定する前に、包材メーカーの展開図や印刷範囲を確認します。チャック、シール、折り返し、底面などに情報がかからないか、充填した状態で読めるかも確認したい点です。実寸の出力や包装見本は、画面の拡大表示とは別の確認に使えます。

最後の依頼メモには、デザインの希望と同じくらい、原稿の確認者と確定の順序をはっきり書きます。「きれいに仕上がった」と「内容が確認できた」を別に扱うことが、手戻りを減らすための準備になります。

手元で使う記入シート

以下をコピーするか、テキスト版を保存してお使いください。

記入シートを保存(TXT)
【パッケージ依頼メモ】
商品名・味・内容量(確定/確認中):
包装の展開図・印刷範囲・版:
伝えたいことの優先順位:
商品表示原稿の所在・版・日付:
原稿確認者:
未確定事項と確認先:
調製・保存・問い合わせの案内:
写真・イラストの使用範囲:
実寸・充填時の見え方の確認:
印刷用データの最終確認者:
※このメモだけで食品表示の法令適合性が確認できるものではありません。
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