この記事の内容
まず中身、次に充填条件、そのあとに容器
容器のデザインだけを先行させず、茶系か果汁系か、炭酸はあるか、粉末を使うか、どんな温度で流通させたいかを整理します。充填方式や殺菌条件の適合性は、処方と工場設備を踏まえてメーカーが検討する領域です。この記事では特定の方式がどんな飲料にも使えるとは扱いません。
例えば「非炭酸の茶を常温で販売したい」という希望があれば、PETでの受託可否、使用できる容量、必要な試験を一緒に尋ねられます。技術的な条件を自分で決め打ちするより、売り方と飲み方を明確にする準備が有効です。
PET飲料の相談先を役割ごとに比較
公式の受託案内に記載された対応分野を比較しています。掲載順は順位ではありません。個別商品の受託可否や製造場所は、相談内容を提示したうえで確認してください。
| 企業・窓口 | 公式に案内されている対応分野 |
|---|---|
| 大円食品工業 | 炭酸・非炭酸PET飲料の受託生産 |
| アシードグループ | PET茶系・果汁系飲料など、OEM・ODM |
| 新食工業 | 清涼飲料のOEM・PET充填 |
| やまさ製茶 | オリジナル茶のPET充填加工 |
| トーショービバレッジ | 小容量PETのOEM・ODM |
| 最先端 | パウダーインキャップを使うPET飲料 |
| アイワフーズ | PET飲料の工場選定・原料調達・商品化支援 |
大円食品工業
大円食品工業は飲料の受託生産を行い、公式の生産体制で炭酸・非炭酸のPETボトルを分けて掲載しています。容量ごとに製造拠点も示され、作りたい飲料と容器を具体的に照合しやすい案内です。
同じPETでも炭酸の有無で対応が分かれるため、容量だけを伝える相談は避けます。希望の中身、販売温度、容量、年間の販売予定をひと組にし、利用するラインと容器候補を確認します。
アシードグループ
アシードグループは飲料OEM・ODMを案内し、アシードブリューのPETラインでは茶系飲料、果汁飲料、スポーツドリンクなどを掲載しています。アシードビバレッジプラスは企画開発の役割を持つと説明されています。
相談時には、企画窓口と実際の製造担当を区別して確認しましょう。公開されている缶や瓶の対応品目をそのままPETの対応と見なさず、希望する中身と容器の組み合わせで問い合わせます。
新食工業
新食工業は清涼飲料などのOEM・PB開発を案内し、PET充填と瓶詰めを受託分野として明示しています。試作から量産、納品までの支援が掲載され、容器形態を含めて商品化を相談できる候補です。
シロップとそのまま飲む飲料は同じ説明では比較できません。希釈の有無、想定する飲用場面、原料の形状を伝え、希望するPET容量での受託条件を確認してから包材を決めます。

やまさ製茶
やまさ製茶は茶葉選定から製造、包装までのOEMを案内し、PETボトル充填加工も明記しています。茶葉やティーバッグの商品と同じブランドで、持ち歩いて飲めるお茶を展開したいときに検討できます。
抽出するお茶では、使用したい茶葉に加えて、冷やして飲むのか常温でも飲むのかを伝えます。公式の全商品共通の数量表現をPETの条件に読み替えず、PET飲料としての数量を問い合わせましょう。
トーショービバレッジ
トーショービバレッジはOEMとODMを分けて案内し、製造製品としてミニペットを掲載しています。関連会社の大東乳業と連携した開発にも言及しており、小容量の飲み切り商品を検討する際の候補です。
一般的な大容量の飲料と同列に扱わず、一回の飲用量から相談します。粉体を使う処方なら、溶かす工程、保存中の状態、飲み口からの出やすさまで、試作で確かめたい点を整理します。
最先端
最先端はPET飲料のOEM・PB・受託製造を案内し、特殊キャップと指定粉末を組み合わせる商品を紹介しています。粉末をキャップに収める設計は、液体として充填した飲料とは異なる商品体験を検討する選択肢です。
依頼前に、飲む人がキャップを操作して混ぜる手順を受け入れられるかを考えます。粉末の種類、混ざり方、説明表示、開封操作を一緒に相談し、普通の液体飲料と単純な単価比較だけをしないようにします。
アイワフーズ
アイワフーズは、飲料の容器や中身に応じた製造工場の選定から、原料調達、処方、試作、品質管理、製品化までを受託すると案内しています。PETでは茶系、果汁系、ミネラルウォーターが掲載されています。
自社工場の紹介と同じ意味ではなく、工場選定を含む相談先として比較します。契約先、製造所、仕様変更の連絡経路、納品時の検査資料を誰がまとめるのかを最初に確認すると進めやすくなります。
充填方法は、名前だけで比較しない
見積もりを依頼する際は、希望する中身に対応する充填方式と、その方式で選べる容器を説明してもらいます。工場が複数の容器を掲載していても、同じ中身を全部の容器へ入れられるとは限りません。原料、容器、工程をセットにした条件で比較しましょう。
試作液をコップで飲む確認と、量産に近い条件で容器へ充填した確認も分けます。香りや色、沈殿、容器からの出やすさなど、時間の経過も含めてどの段階で評価するかを相談します。賞味期限は希望だけで決めず、根拠となる試験と設定手順をメーカーに確認します。
| 相談時の情報 | 聞いておきたいこと |
|---|---|
| 原料と飲料の種類 | 対応する充填方式、使用できない原料の条件 |
| 炭酸・固形分などの希望 | 設備との適合、試作・ラインテストの範囲 |
| 容量とボトル形状 | 既存容器の選択肢、キャップとの組み合わせ |
| 販売温度と期限の希望 | 保存試験、品質評価、決定までの工程 |
一本の見積もりを、ケースと納品条件へ広げる
製品単価のほかに、ラベル、キャップ、ケース、配送まで何が含まれるかを確認します。希望本数と製造単位が一致しない場合は、販売計画に合わせて保管場所も見積もる必要があります。重量のある飲料では、ケース入数と納品先の受け入れ条件まで伝えると比較が明確になります。
「茶系の非炭酸PET飲料を企画しています。主な原料、希望容量、常温販売の希望、販売予定数を添付します。対応する充填方式、利用できる既存容器、試作と保存試験の進め方、ケース単位の納品条件をご案内ください。」という書き出しを、自分の企画に置き換えて使えます。
掲載内容は2026年10月10日に確認した公式公開情報に基づきます。情報に誤りや変更が生じる場合があります。契約前に受託範囲、製造場所、価格、数量、納期を各社へ直接確認してください。国内の相談先であることと、すべての工程・原料が国内であることは同義ではありません。
出典・確認日
情報確認日:2026年10月10日。公式の公開情報を参照し、比較軸・相談例は編集上の整理として記載しています。企業の掲載順は評価順位ではありません。
掲載情報には誤りや更新の遅れが生じる場合があります。製造可否・価格・最低数量・納期等は公式窓口で最新情報をご確認ください。掲載は取引や成果の保証ではありません。表示・契約等の個別判断は専門家・関係機関へご相談ください。
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