PROTEIN & EVERYDAY / 03
たんぱく質は何に多い?身近な6食品を「食べる量」で比べてみます
豆腐、納豆、卵、枝豆、ブロッコリー、ごまを可食部の量で比較。100gのランキングでは分かりにくい、食卓での見方を整理します。

「意外とたんぱく質が多い食べ物」として紹介されていても、100gを食べる食品と、数gを振りかける食品では、食卓で使う量が違います。この記事では、100gあたりの値と、量を決めた計算例を並べて見てみます。
100gで比べるときと、お皿に盛るとき
| 食品・出典 | 可食部100gあたり | 計算に使う量 | その量の計算値 | 重量の注意 |
|---|---|---|---|---|
| 木綿豆腐 成分表 04032 | 7.0g | 150g | 10.5g | パックの表示重量を確認 |
| 糸引き納豆 成分表 04046 | 16.5g | 40g | 6.6g | たれ・からしを含まない |
| ゆで卵(全卵) 成分表 12005 | 12.5g | 50g | 6.3g | 殻を除いた重さ |
| えだまめ(ゆで) 成分表 06016 | 11.5g | 50g | 5.8g | さやを除いた豆の重さ |
| ブロッコリー(花序・ゆで) 成分表 06264 | 3.9g | 70g | 2.7g | ゆでた後の可食部の重さ |
| いりごま 成分表 05018 | 20.3g | 5g | 1.0g | プロテインパウダーではない |
計算式は「100gあたりのたんぱく質量 × 食べる重さ ÷ 100」。小数第2位を四捨五入し、小数第1位まで示しています。食品の種類、製品、調理条件で成分は変わるため、購入した加工食品に栄養成分表示がある場合は、その表示を確認してください。
いりごまは100gなら20.3g。でも5gなら約1.0g
表だけを見ると、いりごまの20.3gが目立ちます。しかし、5gを使う計算では、20.3 × 5 ÷ 100=1.015g、丸めて約1.0gです。「100g中に多い」と「いつもの使い方で多く摂れる」は分けて考えたいところです。
一方、木綿豆腐は100gあたり7.0gですが、150gなら10.5gです。100gの値の大小だけでは、実際に食べる量での順番は決まりません。これはごまを避ける、豆腐を大量に食べるという提案ではなく、比較する単位をそろえるための例です。
枝豆とブロッコリーは、量り方もセットで
枝豆の50gは「さや付きで50g」ではなく、ゆでた豆の可食部50gです。ブロッコリーは、表に合わせて「花序・ゆで」の重さを使います。買ってきたときの袋全体の重さを、そのまま計算に当てはめないようにします。
食品名が同じでも、生・ゆで・乾燥などの条件が違えば、100gあたりの数値は変わります。増減を見てすぐに「調理するとたんぱく質が増えた」と判断せず、まず水分を含む重さや食品の状態がそろっているかを確かめます。
食卓に置いた量から計算する、2つの練習
| 計算例 | たんぱく質の合計 | 含めていないもの |
|---|---|---|
| 木綿豆腐150g+糸引き納豆40g | 10.5+6.6=17.1g | たれ・薬味・ごはんなど |
| ゆで卵の可食部50g+ゆでブロッコリー70g | 6.25+2.73=8.98 → 約9.0g | ドレッシングなど |
合計は丸める前の値から計算しています。これらは栄養計算の練習で、完成した献立や1食に必要な量を示すものではありません。食品を選ぶときは、たんぱく質だけでなく、食べたい量や他の栄養成分、食事全体も合わせて考えます。
買い物で使うなら「何を何g使うか」まで書きます
「豆腐は何g入りか」「納豆は1パック何gか」を買う前に確認すると、自分の食事に近い計算ができます。表にある量へ無理に合わせる必要はありません。余りそうな大容量を選ぶより、自分が使う量を先に決めると、食品を使い切る計画にもつながります。
食品表示を読む3行メモ
- 食品名と状態(生・ゆで等):
- 表示は何gあたりで、たんぱく質は何gか:
- 実際に使う可食部の重さと計算結果:
加工食品の栄養成分表示を読む基本は、消費者庁|栄養成分表示の活用についてでも確認できます。
出典・確認日
2026年10月3日確認。公開元の内容は変更される場合があります。