PROTEIN PLANNING NOTES / 10
プロテインを作る前に、置き場所まで考える。在庫計画の入門
販売数の予測と保管スペースの計算を分け、初回数量の前提を整理します。
公開日:2026年10月3日|株式会社RESTPLACE

300袋は、どのくらいの在庫ですか?
製造数を袋で考えていると、納品時の箱数や重量が見えにくくなります。「置けるはず」と考える前に、何箱で届くのか、いつからいつまで保管するつもりなのかを分けて確認しましょう。
この記事の数字は、計算方法を示すための仮定です。実際の箱の寸法、入数、重量、積み重ね可能数、保存条件はメーカーや物流会社に確認してください。ここでは賞味期限や安全な保管期間を独自に設定しません。
| 項目 | 計算 | 結果と限界 |
|---|---|---|
| 外装箱数 | 300 ÷ 20 | 15箱。端数が出る条件では箱数の切り上げが必要。 |
| 内容物の総重量 | 0.5kg × 300 | 150kg。袋・箱・付属品の重量は別。 |
| 箱の外寸を40×30×25cmと仮定 | 0.4 × 0.3 × 0.25 × 15 | 箱の体積合計は0.45m³。通路やすき間を含む必要空間ではありません。 |
| 1段5箱・3段に積む仮定 | 0.4 × 0.3 × 5 | 箱の底面合計は0.60m²、高さは0.75m。積載可否や床・棚の耐荷重は未確認。 |
体積の計算だけでは、保管場所は決められない
箱の体積合計が0.45m³でも、その大きさの空間に必ず収まるわけではありません。箱の向き、棚の寸法、出し入れする場所などが必要です。積み重ねについても、箱の強度や保管条件を無視して段数を増やせません。
計画時には、箱を置く場所だけでなく、搬入経路、検品する場所、出荷作業をする場所を見ます。自宅や事務所の空いた場所を使う案でも、指定された保存条件を維持できるかは別に確認してください。
売り切るまでの期間は、予測ではなく条件別に計算する
仮に300袋をすべて販売用に回すとして、月100袋なら3か月、月50袋なら6か月、月25袋なら12か月です。これは一定の販売数を置いた割り算で、実際に売れることを予測するものではありません。試供品や返品、販売できない在庫は含めていません。
遅いケースも用意し、納品時点で残っている期限、販売先が求める期限条件、出荷準備に使う時間と照らして検討します。計算上の売り切り期間が長くても、その間販売・保管できるとは限りません。
- 箱数と重量を確認する
- 保管条件を確認する
- 販売ペース別に計算する
- 見直す時点を決める
「残数」と「販売できる数」を分ける
在庫表には、倉庫にある数だけでなく、販売用、試供品用、確認待ちなどの状態を分けて記録する案が考えられます。味や製造ロット、期限が異なる場合も、一つの合計にまとめず追えるようにします。
残っているからすべて販売できる、という扱いはしません。破損や返品などがあれば、販売可否を確認するまで別に管理します。具体的な取扱方法は、自社の運用とメーカー・物流会社の指示に合わせて決めます。
追加発注を決める条件を、初回から書いておく
在庫が減ったときに何を見て追加発注するかを決めます。実際の販売数、在庫状態、再製造に必要な期間、費用、余っている包材などが確認したい項目です。固定の袋数だけで自動的に発注するより、最初は前提が変わっていないかも見直します。
初回数量は、作れる最低数だけでなく、保管できる条件と使える費用を一緒に考えて決めるものです。在庫シートには、計算に使った数字の確認先を残してください。
手元で使う記入シート
以下をコピーするか、テキスト版を保存してお使いください。
記入シートを保存(TXT)【在庫計画シート】 商品・味・製造ロット: 1袋の量/袋数: 1箱の入数/外寸/総重量(確認先): 箱数・置き場所・搬入経路: 保存条件・積載条件・耐荷重の確認: 納品時の期限と販売先の期限条件: 販売ペース:想定A/B/C(予測と断定しない) 試供品・返品・確認待ちの扱い: 在庫確認日・担当: 追加発注を見直す条件: