PROTEIN PLANNING NOTES / 02
プロテインの試作品が届いたら。試飲で残しておきたい比較メモ
試作品の条件と感想を分けて記録し、次の相談に使えるメモを作ります。
公開日:2026年10月3日|株式会社RESTPLACE

「前のほうがおいしかった」を説明できるようにする
試作品を飲み比べたあと、「前のほうが好みだった」と思っても、水の量や混ぜ方を覚えていなければ、何が違ったのかを伝えにくくなります。まずは点数を付けるより、どの試作品をどう飲んだかを残しましょう。
ここで提案するのは、商品開発の相談用メモです。科学的な試験結果や品質保証を得る手順ではありません。試作品に添えられた調製方法・保存方法・期限・原材料の情報を確認し、アレルギーなどの懸念がある場合は試飲せず、提供元に確認してください。
- 試作品を識別する
- 調製条件を記録する
- 個別に感想を書く
- 違いと好みを分ける
比較の前に、変えた条件を探す
同じ条件で比較できる試作品なら、粉末の量、液体の種類と量、温度、容器、混ぜ方、混ぜてから飲むまでの時間をそろえる案が考えられます。ただし、異なる製品の指定方法を無視して一律にそろえることはしません。調製指示が違うなら、違いを明記したうえで、それぞれの指示に従って比較します。
条件がそろわなかった記録も捨てる必要はありません。「Aは水、Bは牛乳」のように残し、その結果だけで粉末自体の優劣を決めないことが大切です。再確認が必要な点として扱えます。
| 層 | 記録すること | 記入例(実測ではありません) |
|---|---|---|
| 条件 | 試作品ID・版・調製方法・日時 | 試作品A/第2版。提供元の指示どおり調製。 |
| 観察・感覚 | 口に含んだときや飲んだあとに気付いたこと | 飲み終わりにも香りを感じた。 |
| 判断 | 想定する場面に合うか、次に何を確認するか | 朝に飲む想定では、後味をもう少し軽くできるか相談したい。 |
点数は「好き」と「強い」を分けて付ける
記録を数値化するなら、「甘さの強さ」と「その甘さが好きか」を別欄にします。甘さが強いから低評価とは限りません。強さの5段階と好みの5段階を一緒にすると、メーカーが弱めるべきなのか、そのままでよいのか分からなくなります。
複数人で試す場合は、話し合う前に各自で短い感想を書く方法もあります。その後で共通点と意見が分かれた点を整理します。少人数の感想を「消費者の大半が好む」と一般化せず、参加人数と今回の条件の範囲で扱います。
次の試作へ持ち越すのは、具体的な問い
「Aを採用」と急いで結論を出す前に、残っている疑問を一つ書きます。「指定量の水で再度確認したい」「Aの香りを残して後味だけ調整できるか相談したい」などです。試作品の番号や版を必ず添え、どれに対する意見かを明確にしてください。
官能面の好みと、衛生・品質・成分の確認は別です。飲みやすいと感じたことを、安全性や栄養成分が確認できた根拠にはできません。このメモの役割は、次に話し合う内容を具体化するところまでです。
手元で使う記入シート
以下をコピーするか、テキスト版を保存してお使いください。
記入シートを保存(TXT)【試飲記録】 日時/記入者(任意の識別名): 試作品ID/版/提供元の指示: 原材料・期限・保存条件の確認: 粉末量: 液体の種類・量・温度: 容器・混ぜ方・経過時間: 指定方法からの相違: 甘さの強さ/好み(別々に): 香り/口当たり/後味: 想定する場面との相性: 再確認したいこと: ※この記録は相談用です。安全性・品質・成分の試験結果ではありません。